文責:南 昌宏のレース展望・2006年6月号
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西日本実業団サイクルロードレース開催迫る!
(大会の位置つけと参加選手)
 実業団の創立年から続いている、主催大会の3大レースの一つである。
 常設会場である広島・森林公園特設コースで行われるが、鈴鹿サーキットから移して今年で10年目になる。

 東日本実業団サイクルロードレースとともに毎年、全日本実業団選手権(経産大臣旗争奪戦)の予選会の位
置つけで、1990年より西日本地区登録チームの間で開催されてきたが、国内を代表するライダーが1つでも
多くのレースへの参加によるロードレースの活性化と選手の実力向上のため、2003年からは東西区分の撤
廃で参加の枠を広げている。
 今年は6月18日(日)の開催であるが、この1週間後に第9回の全日本選手権ロードレース(1996年にUCI
がプロアマオープン認定になってから行われている国内選手権)が同じ会場で行われる。この前哨戦のためか、
海外遠征中の愛三工業は本年度ワールドカップトラック長距離で入賞した、西谷泰治選手1人のみであるが、実業
団上位チームはフルエントリーしている。
 BR−1:118名・BR−2:97名(うち女子3名)・BR-3:208名・女子:13名/計436名で本大会としては最高の
参加者である。
 本年から始めた「実業団J・ツアー」4戦目でトップ争いの各チームの激戦は見応えのあるレース展開となるで
あろう。
(主なエントリー選手) ランキング ■年度RankingとJ・ツアーRankingは別
第1戦終了ランキング順 前年度 J・ツアー2戦終了 順位 *第一戦 東日本実業団
ポイント *第二戦 3DAYROAD熊野
愛三工業 西谷泰治 10 参加なし ”04西日本4位、”05いわき優勝
シマノレーシング 狩野智也   5 231 前年の優勝者・本年3DAY優勝
山本雅道  23 272 ”03・”04西日本優勝者・”06東日本優勝
阿部良之 8 101 13 1999年優勝者、”05小川大会3位
廣瀬 佳正 14 72 21 ”05東実業団2位
野寺 秀徳 16 参加なし ”00年優勝者/05、3DAY優勝2回目
大内 薫 26 31 40 ”05東・西実業団6位
土井 雪広 35 34 41 3DAY「山岳賞」 ”05西実業団2位
品川 真寛 53 参加なし ”02丸岡優勝
辻 貴光 83 28 62
ミヤタスバルレーシング 三船 雅彦 4 97 15 ”05丸岡優勝、3DAY 2ステージ優勝
柿沼 章 7 77 20 ”05いわき大会2位、丸岡大会4位
西村 拓也 19 1 58 ”01,02実業団個人TT優勝
中村 誠 28 107 13 ”05U−23全日本2位、実業団優勝
山下 貴宏 40 31 41
高野 淳 51
増田 成幸 73 31 41
津末 浩平 63 32 40 ”05飯田大会2位
森山 大知 109 1 58
鈴木 真理 不出場 312 1 0304 3DAY優勝。”03東実業団優勝
マトリックス・パワータグスペシャライズド 橋川 健 9 42 33 ”05飯田大会優勝、石川大会4位
三浦 恭資 13 72 21 ”05石川大会優勝
中川 康二郎 15 72 21 ”05滝野大会優勝
日置 大介 33 ツアー不参加者
向川 尚樹 39 ツアー不参加者
長野 耕治 69 ツアー不参加者
森 真博 137 ツアー不参加者
佐野 友哉 67 27 ”03石川優勝
住田 修 不出場 ツアー不参加者
安原 昌弘 不出場 ツアー不参加者
(主なエントリー選手) ランキング
第1戦終了ランキング順 前年度 J・ツアー2戦終了 順位 *第一戦 東日本実業団
*第二戦 3DAYROAD熊野
スミタラバネロ・パールイズミ 米山 一輝 11 92 17 ”05滝野大会2位
飯野 嘉則 23 142 9 ”05実業団U-23、2位
福士 達朗 41 1 58
江下 健太郎 54 31 40
恵阿珠 朝 58 31 40
浅野 和成 80 31 40
YOU CANスペシャライズド 阿部 寿完 107 ツアー不参加者
鈴木 謙一 12 92 17
田中 泰治 30 ツアー不参加者
広瀬 学 27 67 26 ”05全日本選手権4位
棟久 明博 61 ツアー不参加者
室井 佑介 37 ツアー不参加者
山根 理史 31 ツアー不参加者
なるしまフレンド 小畑 郁 34 152 8 3DAY熊野St3位
須藤 吉公 62 31 40
高梨 学 31 40
二戸 康寛 18 72 21
三浦 重範
吉田 秀夫 43 31 40
Team Nippo 石田 哲也 146 62 28
岡崎 和也 38 272 2 ”05全日本5位、実業団選手権3位
中田 真琴 111 62 28
真鍋 和幸 42 232 4 ”05全日本3位、実業団選手権4位
Team−Comrade.com 筧 五郎 32 82 19 ”05小川大会4位
木下 渉 47 ツアー不参加者
河野 通明 49 ツアー不参加者
小嶋 洋介 22 52 28 ”05滝野大会3位
チームブリヂストンアンカー 相川 将 1 58
秋元 佑一朗 153 1 58
飯島 誠 2 112 12 3DAYBSt優勝、"05全日本TT優勝
田代 恭崇 不出場 161 7 ”05全日本2位、”05Tour沖縄優勝
長沼 隆行 参加なし
能美 有志 148 2 57
畑中 勇介 参加なし ”05全日本Uー23個人TT2位
村山 規英 134 参加なし ”05全日本Uー23個人TT4位
鹿屋体大 Blue sky 片山 和正 ツアー不参加者 ”05インカレ9位
中島 康晴 52 ツアー不参加者 ”05飯田大会3位、全アマU-23 4位
村上 純平 ツアー不参加者 ”05インカレ2位
(コースの記録
 このコース2年目から110.7Km(12.3Km×9周)で行われている。過去最高は2004年の2時間49分59秒
(時速39.07/h) 1周回18分25秒で周回すると時速40Kmで、かなりこのコースでは高速である。過去に1,
2回17分後半のがラップが記録されているが、本年110Kmのレースでの最高周回ラップが出るか注目したい。
 コースの難易度は、伊豆の日本CSCサーキットよりは平均時速で2Km速いが、群馬サイクルセンターより
は、逆に2Km遅い(時速39Kmno競走時間として) 過去のDataより参考とされれば幸い。 
(展    望)
チャンス充分、ミヤタ、日本鋪道のランキング上位選手とブリジストンの2強選手
 昨年まで東日本地区のチームの参加が少ないこともあったが、このコースで開催9回のうち4連覇中で8回
がシマノチームから優勝者が出ている。一矢報いているのが愛三工業であるが、上記エントリーリストの本
年は、東からミヤタ、日本鋪道それに新体制で国内レースに挑むブリヂストンの参加で混戦が予想される。
 愛三工業の有力選手の不参加が淋しいが、直前の3Day Roadの各選手の状況から新チャンピオン誕生
の公算は充分。

  この大会もフルエントリーで5連覇を狙うシマノのメンバーは強力であるが、エース野寺が体調を崩してお
り3DAY同様苦戦か。しかし好調な狩野智也を中心のこのコースを2回制している山本雅道、および強力な
アシストでチームに貢献している広瀬佳正、大内薫、辻貴光が健在、加えて若手のヨーロッパで実績を上げ
ている土井雪広。品川真寛が実業団レースの中心選手に成長しており、戦力的には一歩抜け出ると見たい。
  シマノ5連勝9回目のエースは狩野か土井でサポートの陣容から優勝候補の最右翼であることには間違いない。

 対抗の一番手は、ミヤタである。3DAY3勝目を惜しくも最終日逃した悔しさをこのレースに叩きつけられる。
エース鈴木真理は東日本実業団の王座は獲得しているが西日本の優勝はない。、今年、かってのの同僚、
山本雅道に先んじられ歴史に名を残されただけに燃えているはずである。
 登坂コースはあまり得意でないキャプテン三船雅彦であるが、ミヤタの司令塔として自らタイトルに挑戦す
るか、アシストとしての役割に徹するか注目の一戦。地脚は十分あるが、勝利に恵まれない柿沼章、着々と
力をつけている移籍で1勝を狙う中村誠もアシスト陣の頑張りでシマノ勢を撃破することは充分であり期待できる。
<三船 雅彦> <中村 誠>

 日本鋪道の飛車・角である岡崎和也、真鍋和幸のベテランライダーの出方が展開を左右することになろう。
出身地で応援団も多い岡崎は3Day1勝で個人総合「ポイント賞」を獲得し、さいさきよいスタートを切ってお
りミヤタの鈴木選手とともに優勝候補の一方の雄と予想する。
<岡崎 和也> <真鍋 和幸>

 ミヤタ・日本鋪道に比し遜色ない実力で8名のエントリーでレース支配してくるのがブリヂストンであろう。
エース田代恭崇は2度の国内選手権者で実業団復帰第1戦では惜敗(東日本実業団) 1週間後の全日
本の調整レースでなく踏んでくれば本命にも推せるが、不安はこのコースは実績ないことである(不運数
年前パンクリタイヤ) 同僚でチームの若手を引っ張る飯島誠は、東日本実業団のチャンピオンの実績あり、
東西の王座で実業団レースの勝ち星を詰め重ねたいところ。東日本、3DAYの走りからベテラン衰えは感
じられず、シマノの牙城を破る実力は充分と思われる。

 実業団レースを常に引っ張っている、三浦恭資、橋川健の大御所を抱える新規参入のマトリックスパワー
タグが実業団10年選手で活躍活躍している、中川康二郎、長野耕冶、日置大介と若手の向川尚樹、佐野
友哉の若手のパワーを引き上げるかの展開で一体になれば台風の目となろう。このコースは厳しいが、
橋川選手にとっては東実業団を過去に制しているので2冠の名誉もあり昨年の飯田大会での再現なるか
期待したい。本年開催の全日本実業団は福島県である。昨年の石川大会厳しいコースで1勝をあげ若手
選手に活を入れた三浦選手の走りもこのレースのハイライトであろう。
<飯島 誠> <三浦 恭資>

 孤軍奮闘、気兼ねなくマイペースで強靭な地脚で実業団ロードで3勝目を狙う西谷泰治選手の走りは?
その他ではクラブチームでランキング上位のラバネロ、YOU CAN、なるしま、ナカガワとすべてのチームが
エントリーしており全日本実業団に匹敵する大会になった今年の西日本実業団サイクルロードレース、40
回大会は、J・ツアー4戦目として盛り上がるエントリーメンバーである。

 優勝は誰の手に?!優勝のポイント200点を巡っての各チームの作戦が見所である。
記 実業団専務理事 南
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